
蟻蚕からの観察記録

9月8日 毛蚕1令
学校からふかしたばかりのカイコを小3の孫が10頭貰ってきました。
あまりに小さくてどこにカイコがいるのか分かりませんでした。
顕微鏡10倍で見ると写真のように黒い毛が生えていました。
カイコは蛾の仲間だと実感しました。

9月13日 5日目 顕微鏡10×
カイコが白く見えるようになりました。

9月15日学校から貰ってきてから1週間目です。
2〜3令です。毛が無くなり体長が1pになりました。
2頭どこかへやってしまい このころは7頭〜8頭しか見あたりません

9月21日 14日目
3眠後の脱皮が始まりました。

10X顕微鏡写真
脱皮は胴部を先に脱いで最後に頭部の皮がぽとんと離れます。
新しい頭部はいままでのものより格段と大きくてたくましい感じがしました。

脱皮した頭部の皮です

9月23日 4令2日目
一段と大きくなりました。2p7oになった。

9月25日 4令4日目
体長約3p5oです。このころになると眼に見えて大きく成長します。

9月27日 4眠
眠中のカイコの頭部には逆算角形が出来ます。脱皮が終わったカイコにはありません。

9月28日 4眠明け

10月3日5令6日目

10月6日 5令9日目
まだ桑を食べています。上族しても良い頃だと思いますが。体調は6〜7pにもなりました。8頭が夜
になってもバリバリと桑を食べています。夏蚕よりも大きなカイコになりました。種類あるいは気候が
ちがうためだろうか?
蚕はこうやって飼育してみると可愛いものですね。
この頃クモの遺伝子を蚕に組み込んだ蚕の研究が行われています。鋼よりも強い蜘蛛の糸のような
繭が出来るかも知れません。

10月10日8頭の蚕が繭を作りました。
2頭が蟻蚕の段階で行方不明になりましたが残り8頭の蚕がこのような立派な繭を作りました。なか
なか立派な繭です。
この辺りは昔は蚕どころ今は飼育していませんが、桑は公園とか道路わきとかに結構あるものです。
冷蔵庫へ入れておけば1週間ぐらいは持ちますからそれ程苦労はしませんでした。

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