佐久平と上毛三山

2004/11/3〜5
プロローグ
当初10月20頃の予定であったが台風23号来襲で延期。結果的に紅葉の最盛期、秋晴れの好天
 にも恵まれ快適な旅が出来た。
一日目は長野県佐久平の観光後 同行のK君の別荘軽井沢泊。
2日目は妙義山→榛名山→伊香保温泉泊。
3日目は伊香保温泉地区の観光→赤城山の観光でした。 私他4名 車の旅。
上毛三山の毛とはどういう意味があるのかな??? 「毛」は昔の国の名前「毛の国」といえば現在
 の群馬県と栃木県です。長野県を信濃の国というのと同じ。群馬県側を「上毛野」とか「上州」と呼ぶ
 ようになりました。上毛=群馬県 です。

1日目 11月3日 晴  佐久平の観光

龍雲寺(Ryuunji)の総門
武田信玄ゆかりの寺 信玄が戦勝を祈願した寺 岩村田駅近くの町中。入り口が分かりにくい。駐車
 場あり。境内は広く紅葉が見事であった。



龍雲寺境内 信玄の遺骨が出たといわれる場所
この墓の隣りに信玄霊廟があって、信玄の遺骨とその副葬品と伝えられるものが納められています。
 中は暗くてよく見えませんでした。



王城公園のケヤキ
王城公園はその昔この地を治めていた大井氏の城跡です。大井氏は1484年村上氏に敗れ滅亡す
 るまで佐久地方の支配者であった。同行の大井氏はこの支族の末裔とのこと。公園の下を千曲川の
 支流湯川が流れ眺望抜群であった



王城のケヤキ
樹高26b 幹囲9.2b 樹齢推定500年 長野県内8位にランクされている巨樹



鼻顔稲荷神社(Hanazura-Inarijinjya)
蚕と商業の神
千曲川の支流湯川の崖の中腹に、朱色の柱が美しい懸崖造りの社殿。足元の隙間から湯川の断崖
 が見え余りいい気持ちはしませんでした。京都の伏見、佐賀の祐徳、茨城の笠間、愛知の豊川ととも
 に日本五大稲荷神社の一つに数えられています。



貞祥寺(Teisyouji) 三重の塔(長野県宝)
貞祥寺は七堂伽藍を整え杉の大木に囲まれた佐久平を代表する名刹 曹洞宗の七堂伽藍を整えた
 寺院。境内は広く杉木立の中に紅葉が映えていた。
境内には島崎藤村が小諸義塾の教師をしていたころの旧宅が移築されています。この旧邸の参観は
 無料 中でお婆さんが二人で囲炉裏を囲みお茶飲みをしていた。見たけりゃ自由に上がって見てくだ
 さいという感じでした。のんびりしたものです。このように今日見学した佐久の社寺仏閣は拝観料はあ
 りませんでした。
この後佐久地方の進取の気風の象徴でもある旧中込学校を見学した。この学校は全国に現存する
 洋風の学校建造物の中でもっとも古い建造物です。  軽井沢泊




2日目 11月4日晴    碓氷関所跡→妙義山→榛名山→伊香保温泉泊

浅間山(標高:2,568m )
碓氷関所跡へは普通道を走った。その途中浅間山のよく見える場所がありました。



碓氷関所跡
碓氷関所は1616年、江戸幕府によって設置されました。中山道は重要な交通路であったため、関東
 入国の関門です。東西に門があり、その東門が昭和35年、関所跡に復元された。周辺の道路は狭く
 分かりにくい また 専用の駐車場がない。



妙義神社の入り口にある鳥居と白雲山
妙義山は白雲山、金洞山、金鶏山の三つの山の総称です。



妙義神社の総門
長い階段をのぼるとまず最初に見えるのがこの総門です。



妙義神社本殿
200段の石段を登って唐門をくぐると本殿です。私は体力不足 この石段を避け回り道をして本殿に
 辿り着きました。本殿は柱に金色の龍の彫り物が左右にあり、周りには彩色された見事な彫り物が
 取り巻いていました。本殿・唐門・総門とも国重要文化財に指定されています。



天狗の面
本殿の裏に天狗の面がケースに収納されていました。薄暗くて見落とされそうな場所です。何かいわ
 れがあるようです。



白雲山(1,081b)
妙義神社近くにある美術館の駐車場から妙義三山が眺望できると食堂のおばさんから聞き行ってみ
 ました。目の前に妙義山の主峰白雲山が聳え立ち金洞山、金鶏山、などが手に取るように眺めるこ
 とが出来ました。



金鶏山(856b) 近くの道路端から



金洞山(1,104b)
中之岳神社駐車場から撮影しました。左下に赤く見えるのは中之岳神社の鳥居です。沢山の車が停
 車していました。ここが石門群やカニの横這いなどの登山口になっているようです。私たちは来ただ
 け、見ただけです。



湖畔の宿記念公園からの榛名湖と榛名富士 
手前にあるのは湖畔の宿の歌詞を石にはめ込まれているものです。榛名富士と向き合いながら歌え
 るようになっているのでしょうか。



榛名湖畔 湖畔の宿記念公園 湖畔の宿の記念碑
作曲/ 服部 良一
歌/高峰三枝子
作詞/佐藤 惣之助

 山の淋しい 湖に
一人来たのも 悲しい心
胸の痛みに 耐えかねて
昨日の夢と 焚き捨てる
古い手紙の 薄煙り
・・・・・・・・と ここで歌われている山の湖は榛名湖とのことです。
記念碑の前に立つとメロディーが流れるようになっています



湖畔の宿記念公園にある竹久夢二のアトリエ(再建)



榛名湖 湖畔にある竹久夢二の歌碑
さだめなく鳥やゆくらむ青山の
              青のさびしさかぎりなければ
                                  夢
と夢二の自筆で刻まれています。碑文は読みとりにくい状態でした。



榛名富士(1,390.7b)山頂にて
夕日を背に受け、掲示板を見ながらの風景です。アノラックを着て手袋をはめている方もいたぐらい寒
 くなってきました。山を下って山麓にある伊香保温泉泊




3日目 11月5日 晴  伊香保温泉→赤城山


伊香保温泉 ハワイ公使別邸の室内から
かつて独立国として日本と交流のあったハワイ王国の公使別邸。内部は資料が展示されている。参
 観は無料です。近くに伊香保関所跡があり見学した。駐車は徳富蘆花記念館の駐車場 ここは2時
 間無料です。



伊香保河鹿橋の紅葉
皆さん異口同音「素晴らしい!!!」橋の下を流れる川の水は70%が湯とのこと。これではカジカは
 棲めないと思いますが???・。直ぐ近くに駐車場があります。



伊香保神社



石段街
温泉情緒漂う伊香保のメインストリートとして、有名です。関所前付近から伊香保神社まで360段、
 約300m。
ここで元祖と書かれたお菓子屋さんで温泉饅頭を購入したが、元祖のマンジュウ屋があちこちにあり
 ました。どこが本当かなあ???



赤城神社
場所:群馬県勢多郡富士見村赤城山小鳥ヶ島
大沼(おの)の赤い橋を渡って小鳥ヶ島へ 由緒ある神社のようです。山麓にものすごく大きな赤城
 神社の鳥居がありその下は道路 車でくぐってきました。赤城山全体が神域なのでしょうか。



地蔵岳(1,673b)
赤城神社の大沼を挟んだ対岸にリフトで登れるという地蔵岳があります。生憎リフトは運行されてい
 ませんでした。境内からは主峰の黒桧山(1,828b)などの外輪山が間近に眺めることが出来まし
 た。

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