![]() 1.プロローグ
当初11月11日頃と思ったが宿泊を予定した黒薙温泉旅館の方のすすめや天気の関係で10月30
〜31日に実施した。今年は気温が高く1週間ほど紅葉が遅れているとのこと。やや物足りなさを感じ る景観でした。両日とも好天気 快適な旅でした。 2.概要
![]() 宇奈月温泉へ着いたら午後1時過ぎ、当初の予定は欅平を見て宿泊の予定。駐車場のおばさんとど
うしたものか相談し、おばさんの進言通り黒薙温泉へ直行宿泊することにした。予定通り行動するに は先ず切符を入手することが先決とのこと,満席になれば切符は買えないから。午後2:14発 黒薙 駅までの切符を購入してから駅周辺を散策した。 ![]() ここで下車、この時期ご覧のようにほぼ満員状態。立ち乗車は出来ない。前方に見える青色の橋は
後曳橋といい高さ60b沿線中最も高い。 ![]() 黒薙温泉へ行く途中で撮影しました。橋の高さが60bですから、撮影したこの地点 谷底からの高さ
は70bほどと思われます。 ![]() 駅の表示板には駅名の他にどの駅も標高が書いてある。ここには標高326bと書かれたいた。
![]() 「黒部峡谷トロッコ電車」の黒薙駅から600mほど奥に入った山峡にある一軒宿「黒薙温泉」へ。
駅のホームから線路を越えて写真にあるロープを張った幅1bほどの階段を上ります。
![]() 山道を歩くこと20分 ようやっと谷底に旅館が見えてきた。70才過ぎの私にはきついコースでした。
![]() 河原の茶色の建物が旅館です。ここまでの下り坂 同行のN君は「燕岳から中房温泉へ降りていくよ
うですね」との言。旅館といっても山小屋のような感じ、座布団はなく夜具は自分で敷く仕組みになっ ている。それだけに気楽な宿 私たちには好評でした。宿泊客は私たち4名を含めて約20名。収容 人数は50名。 ![]() ![]() 宿から徒歩5分 黒薙川の開けた河原にある。河原の岩石や砂は花崗岩質の白色。湯は透明
広々として清潔感のある露天風呂でした。 宇奈月温泉は黒薙温泉が湯本、ここから7q下流の宇奈月温泉まで引湯しているとのこと。
![]() 翌朝 黒薙駅発1番列車8:41で欅平へ向かった。天気は日本晴れ、気温は8度 ちょっと寒い。ご
覧のように皆さんアノラックなどを着ての旅 風を切って進むトロッコ電車の中では寒いくらいでした。 終点欅平駅着9:33。標高約600b。
![]() 記念撮影をしたバックにそびえ立つ山です。70oで撮影 2枚の写真をパノラマ合成したものです。
この紅葉鑑賞が今回の旅の目的です。ご覧のように生き生きした柔らかみのある紅葉でした。 この山もそうですが、この辺りの山系は釣り鐘状の山が目立ちます。これは石英や長石を多く含んだ
酸性岩質から出来ているためです。酸性岩質の溶岩は粘性に富んでいます。これに対してハワイの キラウエア火山などは黒いアルカリ性溶岩で粘性の少ない溶岩から出来ています。欅平駅近くには 釣り鐘状の山「奥鐘山」1,543bがある。 ![]() 欅平の手前にある駅です。この駅の近くに「西鐘釣山」740b、「東鐘釣山」759bがあります。いず
れも釣り鐘状の山です。駅の名前もこの山に関わって名付けられたように思います。 ![]() 欅平の駅から黒部川の急坂を下って河原にある足湯につかった。疲れた足に程良い湯加減がじー
ーーんとしみる。いつまでも漬かっていたい気分でした。その足湯近くから撮影した滝です。滝のある 広々とした白い河原 その先にある滝の遠景は気持ちが晴れ晴れとします。 ![]() 足湯から撮影。右側に見える朱塗りの橋を「奥鐘橋」という。欅平駅から より上流へ徒歩で行くとき
に通る橋。黒部川の本流に架かる高さ34bの橋。この橋の上から見る景観は絶景とパンフレットに は書いてあったが当方は年 足湯から見上げただけでした。 ![]() 欅平駅10:43発で下山 帰りの電車は、この時間帯空きずきしていたが、途中ですれ違った上り電
車は満員の状況であった。 ![]() ![]() 同行のK君によれば「猿用の橋」とのこと そう言われてみると手すりのない橋です。
黒部川本流で最も川幅が狭く、昔猿が飛び越えたことから「猿飛峡」という所もあるそうです。
![]() ![]() ![]() 上掲ダムの下流になります。渓谷の水はほとんどありません。渓谷の流量は全般に少なく、渇水期
のようでした。 ![]() 宇奈月駅着12:02 ここで昼食 駅の「立ち食い食堂」の屋外テーブルで昼食。団子、おにぎり、ソ
バなど思い思いに。私は月見そば¥500 陽光をいっぱい浴びて、安い楽しい昼食でした。 3.エピローグ
帰りは糸魚川インターチェンジから小谷村→白馬村→鬼無里街道を経て帰宅しました。帰宅の途次
紅葉を期待しましたが期待はずれでした。鬼無里街道は既に落葉が始まっていました。 ![]() 「紅葉を見に行きませんか」の呼びかけに気軽に賛同され、4人の旅が実現しました。時間的に余裕
があり、ゆったり出来ました。その中でマイナスイオンのこと、冬期 家康に陳情するために富山の殿 様がこの欅平を越えていったこと、道元禅師 親鸞上人 黄檗宗・・・等々話題に上がりよい勉強にも なりました。これも同行諸氏のお陰 厚く御礼申し上げます。 次回は病気療養で参加できなかったO君を交えた旅を実現したいものです。
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