土壌酸度測定
1.プロローグ
今朝1月28日テレビを見ていたら小松菜の栽培の話をしていました。小松菜の土壌酸度は5.5ぐらい
 でもいい。酸度が5〜4になると出来が悪くなるから石灰を蒔いて土とよく混和すること とのこと。
さて我が家の畑の土壌酸度は???。
酸度(PH)は7が中性で数値が低くなれば酸性 高くなればアルカリ性は知っている。土壌酸度はど
 うやって調べるのだろうか。

2.酸度測定と経過
先ず測定する物について調べてみた。

○土壌を水に溶かし、その上澄み液に測定液を滴下し、比色表と対比して調べる物。値段は¥600
 円くらいで近くの園芸店に売っている事が分かった。プランターなど少量の土壌だとこれで十分であ
 る。

○テスター形式でメーターで読みとれる物。
これは土の中へ差し込めばよい。畑のあちこちを測定するには便利である。値段は7000円〜400
 0円とやや高額である。DM-3. DM-5などは7000円以上もする。
家庭菜園程度の私は竹村電機製作所のDM-13を近くの園芸店から3780円で購入した。DM-15は
 酸度の他に土中の水分も測定できるようになっている。値段は1000円ほど高い。


土壌酸度測定器 DM-13
あれこれ調べて 手頃な値段の写真のような測定器を購入しました。

早速畑のあちこちを調べてみた。我が家の畑は平均酸度5.5の酸性土壌でした。

作物の適応酸度※
5〜6(酸性) シャクナゲ、スズラン、ツツジ

5〜6.5(酸性〜微酸性) 稲、ジャガイモ、トウモロコシ、二十日ダイコン

6〜8(酸性〜アルカリ性)ホウレンソウ、ダイコン、キャベツ、里芋、タマネギ、キュウリ、ニンジン、ト
 マト、春菊、カブ、ナス、セロリー、ゴボウ、菊、バラ、ダリア、スイセン、チュ−リップ

7〜8(中正〜アルカリ性) エンドウ、麦類
※この表は測定器に添付されています。

上記の表から酸度は6.5ぐらいだと大体の野菜に適応しそうです。


同梱のマニュアルペーパー
この説明書にテスターの使い方や酸度に対応する土壌の作り方が掲載されている。

我が家の場合酸度を5.5から6.5に上げるには土1s当たり2.5グラムの石灰が必要です(同梱
 のマニュアルから)。
1uを10pの深さに耕した場合その土の量は1sの土の100倍になります。
2.5×100=250 1u当たり250gの石灰が必要です。
石灰1袋は20sですから1袋で20000÷250=80 80u散布できます。
エンドウは酸度7〜8ですから土1kg当たり7.5gの石灰が必要になります。即ち他の場所の3倍の石
 灰を要することになります。例年エンドウがうまくできませんでした。その1要因が土壌酸度にありそう
 です。

3.エピローグ
春になったら石灰を散布し、土壌酸度を調製して野菜作りをしてみたいと思っています。テレビではシ
 ャベルで20pほど深耕していました。どんな野菜が出来るか楽しみです。


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