クワコ
1.プロローグ
道路端の桑の木にクワコがいた。3頭を持ち帰り飼育した。内1頭は逃亡、1頭は1週間後に死亡、1
 頭が上ぞく、羽化した。飼育はカイコより難しい。
クワコはカイコの原種と言われている。中国で蚕を飼育し始めたのは6000年ほど前。クワコはそれ
 以前から棲息していたことになる。
  

2.観察記録

カイコによく似たクワコ
8月31日 桑の枝によく似た模様をしています。胸部にある眼様模様がかわいいです。このクワコ1
 週間後に死亡

上ぞく間際のクワコ
首を伸ばしたような感じで静止している。体長6pぐらい。




9月7日 飼育箱の隅に黄緑色の繭を作りました。



クワコの蛾が羽化した
9月27日蛾になった。茶色の尿を排尿後 翌28日覆いのサランラップに産卵(無精卵6個)してあっ
 た。覆いを除いたら3bほど離れた障子まで飛翔した。



9月28日 障子にとまってオスを待つ蛾



卵 10倍
9月28日 覆いのサランラップに逆さまになって産卵。


クワコの卵 60倍



クワコの絹糸 200倍
この絹糸 質は最上級とのこと ひっぱてみましたが丈夫な感じの糸でした。


3.エピローグ
この卵は残念ながら無精卵。
有精卵としても孵化は来春。木の幹に産み付けられた卵は厳冬に耐え種を残していくのでしょう。こ
 の蛾は採集した桑の木に放しました。

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