妙高高原 紅葉散策
2009/10/26〜27日

1.プロローグ
台風20号が太平洋上を北上中 両日とも終日雨雨雨。この雨の中妙高高原紅葉散策を実施した。
1日目 北国街道関川関所復元資料館→苗名滝(なえなたき)→いもり池→岡倉天心六角堂→旅館
  清水屋泊
2日目→不動滝(大滝)→関見峠→斑尾高原→涌井経由→高野辰之記念館


2.所感
関川関所跡

関川の関所案内看板
雨宿りを兼ねて関所資料館を参観した。駐車場から関川に架かる橋を渡って行くようになっている。
資料館の入り口にある案内の看板には次のように書かれている「江戸時代幕府は全国に54カ所の
 関所を設けました。この関川の関所は高田藩管理する越後三関の一つで加賀藩などの参勤交代行
 列と佐渡産金両方が通過するため非常に重要な関所で取り調べが厳しかったと言われています。関
 川の関所は藩士足軽数名と郷足軽等10数名が勤務しその中に「出女を調べるために「人見女」が
 いました。・・・・・・。」




関所復元模型
川は関川 川に向かって左側手前に駐車場があり橋を渡って関所跡へ行くようになっている。



復元された関所



関所内部 改めをするスタッフ



人見女
性別を調べる「人見女」 こんな役は希望者が多いのかな?



関所資料館の二階から
この辺りは妙高高原の入り口 イチョウの黄色が鮮やかであった。関所の直ぐとなりにある食堂で天
 ぷらそば¥1000を食って 今日の観光メインの苗名滝へ向かった。



関所からの帰り 関川に架かる橋
橋を降りた左下が駐車場 愛車ウィッシュが1台ぽつんと私たちを待っていた。雨の降りしきる中で。


苗名滝(なえなたき)
どんなところか駐車場まで行ってみようか と出掛けた。駐車場から滝までは歩いて15分と表示され
 ていた。ここまで来て滝へ行かないのはどういうものか。同行5人の皆さん誰言うともなく傘を差して
 滝まで行くことになった。



関川に架かる吊り橋
この橋を渡り滝までの遊歩道が整備されていた。



砂防堰堤 吊り橋の上から
魚道らしきものが向かって右側に設置されていた


苗名滝(なえなたき)
柱状節理の玄武岩壁から水しぶきを上げて落ち込むさまは迫力満点で、「日本の滝百選」にも選ば
 れている。とくに雪解け水が流れ込む春は、水量も増し、いっそう見応えがある。滝のもっとも美しい
 季節は、春の雪解けと10月中旬頃の紅葉のとき(観光資料から抜粋)。
秋は水量が少なく鉛筆ぐらいと資料にあったが昨夜来の降雨による増水で落差50bの滝は迫力が
 あった。・・と言うことは春と秋のよさのある滝だったという事かな?。


滝の手前の橋
上の写真は、この橋の上から撮影したものです。


滝壺近くは迫力満点
滝壺までは滝の手前にある吊り橋から(向かって左側の歩道)3分ほどで行ける。橋を渡った右側は
 岩が多く挑戦したK君は途中であきらめました。


いもり池

いもり池
晴れた日、標高2454mの妙高山を水面にくっきり映し出すいもり池。妙高高原池の平温泉にある周
 囲500mほどの小さな池で、昔いもりが多くすんでいたことからこの名がついたと言われる。(観光資
 料から抜粋)周囲は湿原この湿原に自然のミズバショウが有名とか、 機会があったら再度訪れてみ
 たいところである。天気の好い日に。


いもり池より妙高山を望む
あいにくの雨 妙高山は時折山麓が見える程度であった。


岡倉天心六角堂

六角堂
妙高温泉街の直ぐ近く山際にある。
国立東京藝術大学の前身東京美術学校を創設し横山大観や菱田春草などを育てる一方、ボストン
 美術館の中国・日本美術部長として日本美術を海外に広く紹介するなど明治期に活躍した美術行政
 家・思想家の岡倉天心〔おかくらてんしん〕。岡倉天心が晩年過ごした山荘跡に有志によって建てら
 れた六角堂は奈良法隆寺の夢殿(天心の調査でその美術的価値が確立された)を模したといわれ、
 平櫛田中作といわれる天心の金色の胸像が安置されている(観光資料から)。


岡倉天心金色の胸像




岡倉天心六角堂周辺
この辺りの紅葉が綺麗だった。



旅館清水屋
この後赤倉温泉 旅館清水屋泊 女将さんの手料理と個室でゆっくり食事が出来たのが良かった。 



夕食
信濃毎日新聞によれば、今年は9月に雨が少なかった関係で山のキノコは例年より少なく、山のキノ
 コを売っている八百屋さんもお手上げ状態とのこと。
左側の鍋料理はこの辺りでとれた天然キノコ数種類を使ったキノコ汁。土の臭いのする味に堪能し
 た。


不動滝(大滝)

不動滝
しばらく旅館で雨の止むのを待ったがその気配がない。雨の中9時30分頃不動滝へ出発。赤倉温
 泉から関温泉に向かう途中にある。うたい文句は「天然の造形美と水しぶきの幽玄さに酔う」滝と
 か。そう言われてみると 渓谷と紅葉、渓谷をうがって流れ落ちる滝、渓谷に架かる橋それぞれが織
 りなす景観はなかなか趣がある
落差20bの滝。滝壺のわきには眼病に効くという不動尊が祭られている。滝壺へは行かなかったが
 滝壺から見上げる滝は迫力満点だそうです。滝壺からの景観から別名「大滝」という様です。また不
 動尊が祭られていることから「不動滝」という名が付いたと思われます。

関見峠

関見峠
標高1000b 不動滝から関温泉街を通り燕温泉の近くにある。天気が良ければ斑尾山から野尻湖
 方面が見渡せるそうです。道路わきに駐車場がある。


関見峠から斑尾山方面を望む
関川の関所辺りが見渡せることから「関見峠」の名前が付いたようである。天候は昨日同様の雨 斑
 尾山や野尻湖は雲の中。 だが 雨に洗われた紅葉はそれなりの美しさがある。

この後斑尾高原経由で帰宅。斑尾高原も妙高高原同様紅葉の最盛期であった。


3.エピローグ
1泊2日の旅 両日ともひっきりなしの雨。旅が終わった翌日か好天気、皮肉なものです。
でも 雨に洗われた紅葉は近くで見ると光沢がり、生き生きとしていていいものでした。メインの苗名
 滝は水量が多く見応えがあった等雨降りのよさもいくらかあったのかな。雨降りを楽しんでいるような
 同行諸氏に励まされて予定通りの旅になったことを感謝します。

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