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旅ごはんレポート
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これぞ、元祖自炊部。
鉛温泉 藤三旅館
岩手県花巻市
TEL:0198-25-2901
1泊 3,480円(冬季) |
■湯治部の世界
鉛温泉藤三旅館は、鉛温泉の老舗の一軒宿。旅館部は、堂々とした木造3階建て。湯治部(自炊ができる部屋をこちらでは、湯治部と呼んでいます。)も部屋数が多く、売店が小規模な商店街のようになっていて、湯治が全盛だったころの面影を感じさせられます。
こちらには、7〜8年ほど前に旅館部に泊ったことがあります。そのとき、初めて湯治部の共同調理場や売店を見て、こんな世界もあるものだと感心した覚えが。
その時は、自分が自炊で泊まることなんて考えてもなかったのに、こうして来てしまうとは不思議なものです。
旅館部と湯治部はエリア分けされていて、湯治部側は廊下も薄暗く、寒い。老朽化も進んでいるようです。湯治部の部屋はコンパクトでかなり使い込まれた感じ、歴史を感じます。温泉マニア向きです。
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昔の湯治は、布団から何から持込んでいたようで、部屋以外はすべて料金設定がされているようです。
でも、現在は、布団持込というのも現実的でないので、1泊の場合、布団、冬季はコタツ、タオルなどがセット料金になっていました。
しかし、ファンヒーターも灯油も、別料金ということなので我慢。いや〜寒かったです。ちなみに毛布も、テレビ、冷蔵庫も別料金! |
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■湯は、最高!
館内に何箇所かある風呂の中で私が一番好きなのが「白猿の湯」。浴室の扉を開けると天井の高い堂々とした浴室、湯舟は階段を下ったところにあります。楕円形の湯舟は深さ130cmほどで、立って入らなければならないほどの深さ。湯は湯舟の底から注がれ、縁から静かにあふれています。無色透明の湯が、体を隅から隅まですすいでいくようでいい気持ちです。
こちらは、混浴ですが、女性専用時間あり。他に、旅館部に大浴場と湯治部にも浴室があります。
部屋が寒い(・・・;)ので、とにかく温泉であったまるのが一番!何度もつかりました。
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調理場
共同の調理場は広くて、横長の流しと10円玉を入れて使うガスコンロがずらっと並んでいます。
こんな風景も、元祖自炊部!という感じ。
でも、電子レンジもありますよ。
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■旅ごはん
この日は、北東北からロングドライブでしたので、雫石の道の駅で売っていた立派なナメコ、椎茸、平茸などを購入しました。旬なので、安かった!いいキノコ類が手に入ったので今日はキノコ鍋にしましょう。雫石のスーパーで鶏肉、豆腐などを買いたしました。 |
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夕食
キノコ鍋で温まりましょう。
土鍋に昆布と水をいれ、ネギや豆腐、鶏肉、立派ななめこ・椎茸・平茸などを煮込みます。醤油、酒、みりんで調味して完成。
やはり寒い時期には鍋が一番! 体が温まるし日本酒(あさ開純米吟醸ひやおろし)にもよく合います。ついでに部屋も暖まる‥‥。
最後にうどんを投入しました。
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朝食
ナメコと豆腐の味噌汁、道すがら買ったワカサギのから揚げ、それから納豆。ごはんはパックご飯で済ませました。
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■秋田県湯沢市稲庭地区
藤三旅館に泊まった次の日もロングドライブ。秋田県通過中に、稲庭という地名を発見しました。稲庭といえば、稲庭うどんですよね。そんな地名、見逃せません。
という訳で、ちょうど昼時だし、寄ってみることに。
果たして稲庭地区は概ね静かな山里なのですが、うどん屋さんがたくさん。その中でも大きな店構えの佐藤養助さんでかけうどんをいただきました。うどんもさることながら、だしがおいしい〜!食べきってしまうのがもったいなくなってしまうような一品でした。 |
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