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旅ごはんレポート
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地獄蒸しディナー
岳の湯温泉 豊礼の宿
熊本県阿蘇郡小国町
TEL:0967-46-5525
1泊 3,950円で宿泊しました。 |
■自由に地獄蒸し&白濁の温泉
岳の湯温泉は、その名も”わいた山”の山裾にある温泉。名前からしていかにも沸騰していそうですが、実際、近づいていくとあちこちから蒸気が上がっていて、地熱の高さがひしひしと感じられます。温泉好きとしては、たまらなくそそられます(笑)。
こちらの豊礼の宿は、比較的大きな日帰り温泉施設に、宿泊施設も併設されているといった趣。
名物は、自分でできる天然の蒸気をいかした地獄蒸し。白濁の濃い温泉も魅力です。
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部屋
客室は8畳+踏み込み・洗面付きのコンパクトな感じ。小型の冷蔵庫やテレビ・暖房も付いていて、機能的には不自由ありません。
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食堂&自炊用調理場
自炊客の為の調理場と食堂が用意されています。
調理場には流し台、ガスコンロ、電子レンジ、炊飯器、食器などが揃っていて何でもできる感じです。
しかし実際のところコンロや電子レンジはほとんど使いませんでした。その訳は‥、調理場の壁に貼られた調理時間目安表、そう豊礼の宿では宿泊客が無料で使える地獄蒸し釜があるんです。
ウィンナー1〜2分、イモ30分、ほうれん草10分‥‥、これを見てると地獄蒸しやってみたくなります。
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食堂&自炊用調理場 |

調理時間目安表 |
食堂から外に出てすぐのところに地獄蒸し釜があります。温泉の高温蒸気を利用したエコ調理器具、これを使わない手はありませんね。
円筒形の釜がずらっと並んでいるのが宿泊客及び入浴客用、立ち寄り湯ついでにここで調理食事することもできるんですね(宿泊客及び入浴客は利用料無料です)。またその向かい側に3口だけあるのが宿泊客専用の蒸し釜です。
ザルも用意されているので、好きな食材をその中に入れて蒸し釜に投入、木の蓋をしめバルブを徐々に開け蒸気の量を調節します。あとは蒸気まかせの簡単調理!
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ずらり並ぶ蒸し釜 |

宿泊客専用の蒸し釜 |

ザルもあります |

生たまごあります |

地獄蒸し材料 |
売店では生たまご(1個50円)やドイツ風ソーセージ(1本500円)、鶏一羽(大2000円、小1200円)なんてのも売ってます。
本気で地獄蒸しをやる気なら、海老やカニ、とうもろこしや芋‥何でも好きなものを持ち込んでワイワイやったら楽しそうですね。
それにしても”にわ鳥一羽”って!豪快だなぁ。
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温泉
白濁かつ青い、弱アルカリ性の湯、いいですねぇ〜。風がすぅーっと流れる露天風呂、新緑を眺めながらついつい長湯してしまいそうです。
ただひとつ残念なのは24時間入れないこと。宿泊客でも深夜の入浴はできません。
この露天風呂の他に貸切で使うコイン式の家族風呂が17室あります(800〜1500円/1時間)。うち12室は24時間利用可能。
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■旅ごはん
今回は地獄蒸しがやりたくて来たようなもの。食材は道すがら、蒸して食べられそうなものを買い集めてきましたよ! |
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夕食
上段、左からサツマイモ、椎茸、鶏手羽元
下段、左からソーセージ、ほうれん草、玉ねぎ
それぞれ地獄釜で蒸して器に盛っただけです、簡単。調味料は醤油またはポン酢といたってシンプル。
食堂でお酒を飲みながら食事をしていたおじさん達二人、つまみが無くなるとおもむろに席を立って何か蒸しに行きます。こんな飲み方いいなぁ。
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朝食&お弁当
朝食は夕べの残りのほうれん草、ゆで卵(蒸したまご?)、レトルトカレー(これも蒸しました)、インスタント味噌汁です。ご飯は炊飯器で炊きました。
かなり手抜きな感じで一日の始まりです。
お弁当用におにぎり作りました。夕べの残りの椎茸とほうれん草を刻んで醤油で味付け、ご飯と混ぜました。いり胡麻もパラパラ。
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手抜きな感じですね |

恒例のお弁当おにぎり |
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■杖立温泉
帰りがけ、杖立温泉に立ち寄りました。温泉街の中に蒸し釜があって自由に使えるようになっています。釜には煙突が差し込んであって、蒸気を逃がしています。調理するときはこの煙突を外して、脇に積んである蒸しカゴを使うんだろうなぁ。
こんなのが街中にあったら、宿に自炊設備が無くても何とかなるかな?
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